木魚歳時記 第3848話

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 義朝の長子、十五歳の悪源太義平は東国にいたが、折から都に来ていて、清盛の帰途を、阿倍野に要撃しようという謀(はかりごと)を持っていたが、父義朝がはこの謀を許さなかったため、清盛は無事に都に帰ることもできたのである。
 もっとも義平の手兵や、義朝がこの時直ぐに集め得る程度の兵力で、都の付近に兵力を多く扶植していた平氏には対抗できない。義朝はこれを知って義兵の謀を用いなかったのである。
(佐藤春夫『極楽から来た』)532

        蝗食ふへんないきもの裸族   蝗(いなご)

 「ボクの細道]好きな俳句(1598) 三橋敏雄さん。「何もせぬごとし心の冬支度」(敏雄) 寒くなるにつれ、身の回りの衣類などはいたしかたなく変わるとして、旅の計画とか、冬のに向けて何の心がまえも起きない。ボクなんかは、四季を通じて何の心がまえもせずに一年が済んでゆきます。こんなことでいいのでしょうか? さて、4ツ葉のクローバーは、なぜ、できるのか? それは、 葉っぱの赤ちゃんが成長の過程で、たとえば、道ばたで、人や動物に踏まれたり・・そうした「事故」に合うと突然変異するそうです。ですから、4ツ葉のクローバーは発生するところには、かなりの頻度である?

 牛(うし)1  今朝もいつものように戸があくと、カストオルは別に躓(つまず)くようなこともなく牛小屋を出て行く。まず、水槽の底に溜(たま)った水を、ごくごくとゆっくり自分のぶんだけ飲み、あとから来るポリュックスのぶんだけは残しておく。