木魚歳時記 第3836話

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 信頼と義朝とが起てば、清盛が信西を援けるのは必定である。あたかも好し、その清盛が熊野詣での留守を見て、それが清盛の彼らの蜂起を誘発するために与えた隙とも知らず、平治元年十二月九日の夜、急遽、兵を挙げて三条烏丸の御所を囲んで火を放った。信西父子が御所にいるものと思ったからである。上皇及び上西門院(じょうさいもんいん)・(上皇のおん姉君)は共謀者たる中納言源師仲(もろなか)をして太政官庁にある。一本御書所(いっぽんのおんしょしょどころ)に移し参らせた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)523

        産みたての卵あつめて梅雨晴間

 「ボクの細道]好きな俳句(1586) 佐藤鬼房さん。「胸張つて木枯を呼ぶ素老人」(鬼房) 寒い木枯を避けることはあっても、老人が、しかも、老人が胸をひろげて木枯を呼ぶとは・・その逆説的な設定が読者を魅了します。さて、デザートのプリンは、たいてい「三個セット」で売られる? 若い世代(3人家族)? 四人家族のパパ抜き? 配送コスト? などなど、その販売戦略は奥が深そうです。

 犬(いぬ)9  ただ、その代わり、ほとんど真っ赤になっている薪台と、掻(か)き寄せた灰が、彼の尻を焦がす。