木魚歳時記 第3835話

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 赤恥をかかせてくれようといわぬばかりのこの仕打ちを恨んで義朝が信西に怒ったいるのを見てとった信頼は、信西排斥のための武力を義朝に求めて互いに相結び、ひたすら時機の到来を待っていた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)522

        六月の空いつぱいにちぎれ雲

 「ボクの細道]好きな俳句(1585)  佐藤鬼房さん。「砂に陽のしみ入る音ぞ曼珠沙華」(鬼房) 陽光が大地にしみいることはあったとしても、そのときに音を発するわけがありません。しかし、「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)との取り合わせで、その音が聞こえたような気がしますから不思議です。さて、相撲の力士は足の親爪を傷めやすい? これは(人にかぎらず)爪が骨に代わって、体重を支えるからそこを痛めるのでしょうか? ですから、とりわけ高齢者の女性は、足指にフィットしたソックスを・・

 犬(いぬ)8  彼は主人たちの顔をじっと見つめ、その眼つきがいかにも優しいので、こちらもつい叱れなくなってしまう。