木魚歳時記

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木魚歳時記 第3748話 

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 歌えば地上の憤りも悲しみもみな歓喜と化して魂は天外に天駆ける。歌菩薩という菩薩もある道理である。彼は歌で成仏しようと修行しているので、決してただの道楽ではない。しかし歌うところが今様(いまよう)という当年の流行歌謡であるから人々がご身分に似合わぬお道楽と見るのも無理はない。
 それに十七の時、大納言の女に一子守仁を生まして、その子の母が早世したので、義祖母の美福門院が二十七歳の若さでこれを引き取って養っていた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)442

        飛花落花日本列島マグマ論

 「ボクの細道]好きな俳句(1498) 安住 敦さん。「春昼や魔法の利かぬ魔法瓶」(敦) 春昼(しゅんちゅう)ともなれば・・魔法瓶の魔法(保温効果)がゆるくなる? 話は外れます。日常、関心のない、我が家の冷蔵庫をひらき、冷凍庫のあまりにも「満タン」ぶりにギョとしました。「冷凍庫は魔法の貯蔵室でありません!」なんて余計な口出しをしたところ「冷凍庫はあるていどしっかり詰めてもいいの」「あんたみたいなスカスカはあかんの!」相棒に逆襲されました(汗)。さて、次回より、少々ロングラン(分割掲載)となりますが、ルナール著『博物誌』(岸田国士訳)ご紹介します。昆虫・小動物・自然を描いた名作をお楽しみください。