木魚歳時記

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木魚歳時記 第3584話

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「お山の落ちつく先は?」
「それはまだよく決まっておりませんから、取りあえず、わたくしのごく親しい旧友で、西塔にいる持法房源光(じほうぼうげんこう)というのに頼んでやりましたよ。さっき立つ時、馬の上に手渡したのはその手紙ですが、久しぶりでくどくどしく書けばきりもないから、ほんの一筆、
(佐藤春夫『極楽から来た』)287

      雲の峰海がこんなに碧いのに 

 「ボクの細道]好きな俳句(1334) 山口誓子さん。「泳ぎより歩行に移るその境」(誓子) スケールの大きな作品に続き、瞬間(時間)、それを切り取って見事な作品です。日常(プールで)で見かけたり、自身でも体験したことを思い当たる作品です。水平移動(体)から、垂直歩行(体)に移る、瞬間の動揺(よろめき)、それを描いて見事な作品です。