木魚歳時記

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木魚歳時記 第3388話

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 万一刀傷がもとで時国が死ねば押領使殺しである。しかも下手人(げしゅにん)の証拠たる額の矢傷はいいのがれのすべもない。小矢児の評判が立つにつれて定明は気が気ではない。
(佐藤春夫『極楽から来た』)92

      はんざきの怪魚食らひて泡一つ

 「ボクの細道]好きな俳句(1137) 田中裕明さん。「秋の蝶ひとつふたつと軽くなる」(裕明) 秋の蝶は春のそれと比べると弱々しく飛ぶように感じます(そう思うだけかもしれません)。「ひとつふたつと軽くなる」とは、蝶の動きそのものより、その数の減ってゆくことを暗示させるようでそこに凄さを感じます。