木魚歳時記 第3017話

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 (十六学生の質問の結語)ビンギャは(バーヴァリのもとに帰り)いった。「垢(あか)と迷いを捨て、高邁(こうまい)と隠し立てとを捨て去った(ブッダ)を讃嘆(さんたん)することばを」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(772) 星野 椿さん。「海匂ふ遅日の町につきにけり」(椿) 椿さんの作品には独特の抒情があります。なにか、蕪村の作品をふと思い出したりいたします。ありがままに景が浮かんでくるのです。これを詩的センスというのでしょうか? お人柄というのでしょうか? ともかく「海匂ふ」が強く迫ります。

 「今日のことば」
         人生は学校である。 

         そこでは幸福より不幸の方が

         良い教師である。
        (フリーチェ)

         老僧のラップリズムや春隣