(序)弟子は問う「では師(バラモン・バーヴァリ)よ、かれを見て、どうして(目ざめた人)(ブッダ)であると知り得るのでしょうか? われらはどうしたらそれを知り得るのか、それを教えてください。われらは知らないのです。」(スッタニパータ)
「ボクの細道]好きな俳句(641) 青柳志解樹さん。「猫のぼる十一月のさるすべり」(志解樹) 猿でもすべるから「さるすべり」です。なるほど、さるすべりの樹皮は、つるつるへらへらして滑りやすそうです。なにお血迷ったのでしょうか? とうてい猫の「手」に負えない「さるすべり」の木登り。こんなことが起こるのも、十一月という不可思議な時候のせいでしょう。
「今日のことば」
時はいま、
ところ足もとそのことに、
うち込むいのち、
とはのみいのち。
(椎尾 弁匡)