木魚歳時記 第2496話

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 (ヴァーセッタ) 師(ブッダ)は答えた「敵意ある者どもの間にあって敵意なく、暴力を用いる者どもの間にあって心おだやかに、執着(しゅうちゃく)する者どもの間にあって執着をしない人、かれをわたくしは(バラモン)と呼ぶ。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(265) 伊藤通弘さん。「前世より淋しく生きて鴨足草」(通弘) 「鴨足草」(ゆきのした)は、葉の形状から、虎耳草(ゆきのした)、虎の耳(ゆきのした)とも呼ばれます。いずれも漢籍からの由来でしょう。また、「雪の下」はその名前のとおり、積雪に耐えながら、地面にへばりつくようにして冬を越します。それにしても「前世より」とは厳しい。まるで、ボクの「唯我独尊」(へんくつ)人生を詠ったような俳句です(汗)。

         をみなごの寺に嫁ぎて草の花