木魚歳時記

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木魚歳時記 第2439話

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 (矢) 師(ブッダ)は説かれた「生まれたものどもは、死を遁(のが)れる道がない。老鵜に達しては、死ぬ。実に生あるものどの定めは、このとおりである。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(210) 福田甲子雄さん。「蟇交む川に片肢遊ばせて」(甲子雄) テレビ見たかぎりですが、彼たち(蛙たち)が、彼女(蛙)に迫るときの凄まじさは壮絶です。しかし、いったん、定位置を確保すると、ひたすら作業にはげみます(のようです)。蟇(ひきがえる)の「行為」は違うのでしょうか? 一対一? 大自然に包まれて暮らされ作者のことですから、終われば「だら~ん」が正解なのでしょう。ならば「片肢遊ばせて」は絶妙な措辞となります。

         夏安居の僧に女色の匂ひかな  

                     夏安吾(げあんご)