木魚歳時記

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木魚歳時記 第2272話

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 (出家)ビンビサーラ(マカダ王)は高殿の上に進み出て、かれ(ブッダ)を見た。すぐれた相好にみちた(目ざめた)人を見て、(侍臣に)このことを語った。(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(44) 吉田汀史さん。「抱けと言ふこゑのたしかに雪女郎」(汀史) 日本にはさまざまな雪女郎(雪女)伝説があります。そして多くの雪女郎の俳句が詠まれてきました。例えば、  
   みちのくの雪深ければ雪女郎  山口青邨
   雪女郎おそろし父の恋恐ろし  中村草田男
汀史さんの作品は、吹き荒れる吹雪のひびきの中に、抱けと切なく求める雪女郎の声を確かに聞き取った、そこに句意があるのでしょう。豪雪の中で、自然と共に暮らしてきた地方に雪女郎(雪女)の伝説が生まれるのは、これもまた<自然>なことなのでしょう。

          春遅し娘はむすめ父はちち