「閼伽」(あか)は、功徳、功徳水の意味です。転じて「神仏や貴人などに捧げる水」の意味に用いられます。中国・日本では「閼伽水」(あかのみず)と呼ばれることが多いようです。
供養ということの意義は、その人の
美しい心をうけつぐことである(田中慶道)
密教系の仏教では、閼伽(あか)・塗香(ずこう)・華鬘(けまん)・焼香(しょうこう)・飯食(ぼんじき)・灯明をもって「六種供養」(ろくしゅくよう)として仏前に捧げます。派生して、閼伽井(あかい)、閼伽棚(あかだな)などのことばもあります。一般的に、水・香・花・飯・灯の五種は、仏さまへのご供養として欠かせない大切なものとなります。