木魚歳時記

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木魚歳時記 第529話

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 「業」(ごう)とは、「業が深い」とか「自業自得」とかいう・・あの業のことです。仏教の典型的な言葉と受け取られがちですが、そうではありません。

 業は、インドの古語で<行為>という意味であります。古代インドでは、よい行為をすれば、現世あるいは来世においてよい果報があり、悪いことをすればその反対・・と信じられていました。また、現世の結果は前世の影響とも考えられていました。ですから「因果応報」(いんがおうほう)とか「六道輪廻」(ろくどうりんね)の考え方は、仏教以前、インド文化における一般的な考え方であったのです。さて、ぼくの業は<こだわり>です。これを「執着」(しゅうちゃく)だけで終えるか、人生の積み重ねとするか、それはぼく自身の<ありかた>にかかっています。

    あのひとを連れてゆきたる時雨かな