木魚歳時記

画像・文章の転載はご遠慮下さい

木魚歳時記 第385話

f:id:mokugyo-sin:20131221104710j:plain

無動谷 霊気を吸ひて 山茂る

 天から降った水適が地に潜り、太陽に熱せられて、ふたたび水気となって湧きあがります。この循環が、山々を鬱蒼と生い茂らせ、多くの「いのち」を育んできたのでしょう。雨上がりの葛城山を眺め、大自然の営みに感動いたしました。

    「見ずや君あすわ散りなん花なれど
           命の限りこのときに咲く」(九条 武子)

 「若葉にしたゝる日の滴か すべてをはくゝみ育てるやうに 空(くう)の心はすへてを許し すへての命を育てる それは限りなき喜びであり 朗らかな 静けさである 澄み輝く 般若空(はんにゃくう)の 心よ」。これは孤高の哲学者といわれた小笠原秀實先生のお言葉であります。