畑鋤て 宿るいのちの 自由席
ほんとうは「耕して虫が一匹死にました」としたかった。でも、それでは俳句としておかしい?でも、、こんな口語体の「一行詩」みたいなものがぼくのアンソロジー(詩歌集)としてぴったりです。いずれはその方向へ・・・そんな予感がします。
「生れ生れ生れ生れて生の始めに暗く、
死に死に死んで死の終りに冥し」(空海)
農夫が耕していると虫が一匹はい出してきました。すると間髪をいれず狙っていた鳥が来て、その虫をついばんで行ってしまいました。これを見ておられた王子シッダルタ(後の釈迦)は「出家」(しゅっけ)を決意された・・・と伝えられています。