木魚歳時記 第326話

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 暮なづむ 姉三六角 なごり雪

 夕暮れになごり雪が京町家のあたりを舞う風景をゲットするのは、いくら凝り性のぼくでもむつかしい。そこで京の「かぞへ唄」などぴったりする豆八姐さんのイメージに登場をねがって、ずぼらな「語呂合わせ」をすることにいたしました。しかし、これから条件がそろえば、つまり「なごり雪」が撮れれば、悪いけれど姐さんの写真は差し替え。

   「酒はいいものだ。実においしくって。
         毒の中では一番いいものだ」(葛西 善蔵)

 裸(無一物)でおぎゃ~と生まれます。しかしだんだん、みんな平等でおなじ幸せとはかぎらなくなる。なんでやろ?そんな思いを持ったまま死んでいくのは切ない、そう考える人がいたとしたら、窮極の平等世界、幸せ世界である「天国」(極楽・浄土)に生まれ変わる・・・そう考えるほうが死にやすい。