木魚歳時記

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木魚歳時記 第301話

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錆色の ねじりまんぽや 風花す

 「漫歩」(まんぽ)とは歩行者用の小さなトンネルのことです。蹴上のインクライン(傾斜鉄道)の下にある「漫歩」は古色蒼然で、しかも、なぜかレンガ積みがねじれています。なじみ深いこの「漫歩」について、今は知る人が少ないでしょう。

   「なにもかもが失われたときにも
         未来だけはまだ残っている」(ポピー)

 レンガ積みの建造物といえば、東京駅とか、舞鶴の倉庫群とか、「日銀」の旧建物とか・・・すぐに思い浮かびます。いずれも名建造物として有名ですが、なぜか、いずれも時代の波に押し流されて消えていきつつあります。合理化の理由で簡単に消してしまっていいものでしょうか?