第十一章 平治の乱(一) 本院鳥羽上皇が崩じて保元の乱となり、敗軍の新院が讃岐にうつされ奉ったのは、堀川天皇以来七十年ばかりつづいていた院政もなくなり、当年三十歳の後白河天皇には、親政という朝家永年の理想を実現する絶好の機会でありながら、保…
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