木魚歳時記 第3852話

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(四) 火事は平家のいぬの放火であった。清盛の策はいよいよ火蓋(ひぶた)が切られた。
「それッ火事だぞ。風上だ、火もとは近い!」
 と御所を警護の武士たちが口々にののしる騒ぎにまぎれて、清盛に誘われて寝返っていた、経宗(つねむね)、惟方(これかた)に二人(彼らはゆゆしき曲者どもであった)は、主上を女官のの車いお乗せ申し女装し立て奉ってこっそりと内裏をつれ出し奉り、六波羅の清盛邸に向かっていた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)536

     釈迦牟尼を髭でさぐりし御器かぶり  釈迦牟尼(しゃかむに)

 「ボクの細道]好きな俳句(1602) 三橋敏雄さん。「敗戦の前後の綺羅の米恋し」(敏雄) 敗戦(2次大戦)前後(物資不足)に輝くような白米は高嶺の花でした。あのころは米ヌカまで食していましたから・・さて、遠くを眺めると、近視が改善する。は、ウソ。けれど癒やしにはつながります。脳のストレスを和らげる効果があるからです。 

 牛(うし)5  今日は初めて刺針(さしばり)のいうことを聴かず、左右に逃げまわり、カストオルの脇腹(わきばら)にぶつかり、腹を立て、そして車に繋がれてからも、まだ一生懸命自分たちの共同の軛(くびき)を揺すぶろうとしている。これがあのおとなしいポリュックスなのだろうか?