木魚歳時記 第3637話

f:id:mokugyo-sin:20181211054351j:plain

 つまり『摩訶止観』は仏弟子たる者の実践すべき日常生活を、一挙手一投足の末まで説いている。そうした仏教の根本たる定(じょう)と慧(え)の刻々あるべき姿を、すなわち生活に直結した仏教をこの書ほど事細かに条理を尽くして論じたものはないと思われた。
(佐藤春夫『極楽から来た』)338

      母と子の二人だけゐる小鳥の巣

 「ボクの細道]好きな俳句(1388) 安住 敦さん。「でで虫や父の記憶はみな貧し」(敦) ボクは、父とキャッチボールした、公園で遊んでもらった、遊園地に連れて行ってもらった・・こんな記憶はありません。同様にボクも、息子にそうしたことをしてあげた記憶がありません。お寺の環境(土・日・祭日に仏事がある)と言ってしまえばそれでお終いです。それは言いわけです。子供たちにすまないことであったと懺悔しています。