木魚歳時記

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木魚歳時記 第3473話

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 (五)寺の冬は山頂のように寒くはなかった。南東にひらけた地勢は寒風もかよわず日中は暖かかったが、それでも七百メートルの高地の朝晩は、平地にくらべればもちろん寒かった。
(佐藤春夫『極楽から来た』)175

       初髪や日本最古のをんな神

 「ボクの細道]好きな俳句(1223) 石田波郷さん。「栗食むや若く哀しき背を曲げて」(波郷) 栗は、焼き栗にしろ、うで栗にせよ、めんどうなようですが、一つ一つ栗の皮を剥いでそれからおもむろに口に運びのが美味しいようです。そのことが、たとえば病床にある若き身(作者)であるとするならば、それは、わびしくて哀しい作業であるはずです。