木魚歳時記

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木魚歳時記 第3371話

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 ただ相手はまだ若いのにわしは年取って寿命が尽き、傷がなおらないだけの話である。間違って相手を仇と思い、恨みを晴らしあだを討とうなどとは決して思うまいぞ。恨みはすみやかに消すべきもので、決してそれを返し晴らすべきものではない。
(佐藤春夫『極楽から来た』)76

     落ひばり消滅点は明かさない

 「ボクの細道]好きな俳句(1120) 飯田蛇笏さん。「凪ぎわたる地はうす眼して冬に入る」(蛇笏) 冬に入る前の風のつめたさに大地が肌をすくめるようすを「地はうす眼して」と詠う繊細さは蛇笏作品の中でも異色のものと感じます(調べたわけでありませんが)。なぜかそう思いました。