木魚歳時記 第3284話

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 「今日のことば」
    余は湯槽のふちに仰向けにの頭をささえて、
    透き徹(とお)る湯のなかの軽きからだを、
    できるだけ、抵抗力なきあたりへ漂わしてみた。
    ふわりと、魂が浮いている。
     (夏目漱石『草枕』)抄20

 「ボクの細道」好きな俳句(1035) 山西雅子さん。「手の中の胡桃しだいにあたたかく」(雅子) 似たような体験はあるでしょう。ブログ作者は興奮しいですから、手に汗をにぎりしめすぎて、なにごとでも「しだいいにあたたかく」まで待ちきれずに、成るものも為さぬようにしてしまいます。そこで一句「手に汗やあわて兎の墓穴掘る」???

      数え日の医者と坊主と神職と