木魚歳時記

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木魚歳時記 第3252話

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 「今日のことば」
    ただ、湯で鼻を茹(う)で、
    人に踏ませると云う
    極めて簡単なものであった。
    しばらくすると
    弟子の僧が云った。
    「もう茹(う)だった 
    時分でござろう」
     (芥川竜之介『鼻』)抄7

 「ボクの細道」好きな俳句(1003) 大木あまりさん。「鯛焼のあんこの足らぬ御所の前」(あまり) 「御所」とは京都御苑でしょう。「あんこの足らぬ」鯛焼きとは? なにか騙されたというか、がっかりした気持ちでしょう。御苑のいかめしい景色に似合わぬ鯛焼きの小店(御苑の向かい)。しかも「あんこの足らぬ」鯛焼を売る店とは、面白い取り合わせです。

       横笛や口に冷たき痺れかな