木魚歳時記

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木魚歳時記 第3192話

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 「今日のことば」
    (それから二年たち)
    ある朝小十郎があんまり
    風が烈しくて木もかき根も
    倒れたらうと外に出たら(中略)
    始終見たことのある赤黒いものが
    横になってゐるのでした。
     (宮沢賢治「なめとこ山の熊」)13

 「ボクの細道」好きな俳句(941) 小西昭夫さん。「爽やかに鼻あり顔の真ん中に」(昭夫) こうぬけぬけと詠うには勇気がいります。それと、こうした作品は「早い者勝ち」です。こうした作品に遭遇すると「まいった」という以外にありません。他に「非常口に緑の男いつも逃げ」の作品と出会ったときもそうでした。つまり、それほど視点がマトを得ているのです。しばらくは、類句を作りたい欲望に苛まれます。嗚呼。

       種ふくべ二百二十日に落ちにけり