「今日のことば」
(すると)
凍(し)み雪しんしん、堅雪かん。
と云ひながら、キシリキシリ雪をふんで
白い狐の子が出て来ました。
(宮沢賢治「雪渡り」)4
「ボクの細道」好きな俳句(895) 鈴木六林男さん。「わが死後の乗換駅の潦」(六林男) 「潦」(にわたずみ)とは、(夕立などで)地上にできた水たまりのことです。夏の季語となるのでしょうか? (通勤の時に見かけた)乗り替え駅の、いつもの場所のいつもの「水たまり」は、定年後も、いや、自分の死後もおなじようにあるのだろうか? まことに「しんみり」とする作品です。
片かげり犬が寝てゐるどうしやう