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木魚歳時記

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木魚歳時記 第3029話

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 (十六学生の質問の結語)(ビギャンがいった)「バラモンさま。わたくしは、もう老いて、気力も衰えました。ですから、わが我が身はかしこ(彼岸)におもむくことはできません。しかし想いを馳せて常におもむきたいのです。わたしの心は、かれ(ブッダ)と結びついているのです。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(784) 井上菜摘子さん。「鳥の目を容れてふくらむ青葉闇」(句集『さくらがい』) 自然詠のようでそうでもない? それは「鳥の目を容れてふくらむ」にあります。「青葉闇」つまり、大樹の茂みは、多数の小鳥たち容れて休ませ、その倍数の「目」が闇の中に宿っています。これは、仏教が説く「菩薩道」(ぼさつどう)のことです。つまり、「慈悲」(じひ)の教えのことです。季語「青葉闇」を置くことで、一句に、深い寓話性が生まれました。

 「今日のことば」
         運命がカードを混ぜ、
         われわれが勝負する。
         (ショーペンハウアー)

          人形の唇ひらく花の夜