木魚歳時記 第3010話

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 (十六学生の質問の結語)「トーデイヤと、カッパとの両人と、賢者なるジャトゥカンニンと、バドラーゥダと、ウダヤと、ボーサラ・バラモンと、聡明なモーガラジャと、偉大な仙人であるビンギャと・・」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(765) 波多野爽波さん。「骰子の一の目赤し春の山」(爽波) サイコロの「白」と真っ赤な「一の目」のコントラスト。それと、春山の笑うように茂る「緑」の取り合わせ。この色彩感覚の巧みさに魅せられます。爽波さんの作品は、いつも「むつかしいことをやさしく、やさしいことをよりふかく、よりふかいことをたのしく」。この要素を満たしています。

 「今日のことば」
         盲目であることは、悲しいことです。
         けれど、目が見えるのに見ようとしないのは、
         もっと悲しいことです。
          (ヘレン・ケラー)

          早春の彩それぞれに雲母坂 

                      彩(いろ)