木魚歳時記

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木魚歳時記 第2891話

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 (序)バダラーブダと、ラダヤと、ポーサーラというバラモン(修行者)と、聡明なるモーガラージャと、大仙人ビンギャと、(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(650) 豊田都峰先生。「艶光る筬をいのちに雪を織る」(句集『野の唄』34歳) 京都府立嵯峨野高校へと転任され久美浜を去られ頃の作品です。掲句に「筬」(おさ)とあるように、京都の西陣織をテーマとされた作品です。他に「ひしひしと青田が底の星の夜」「白々と秋夜の胸をよぎる河」「椿落ち野仏傾き深うせり」など、その抒情作品に深みが加わります。

 「今日のことば」 
         のんきに見える人々も、
         心の底をたたいてみると、
           どこか悲しい音がする。
         (夏目漱石『我輩は猫である』)

       虫癭のぴーぴー泣くや蛇笏の忌 

            虫癭(ちゅうえい)=虫の出たあとの空洞