(序)バダラーブダと、ラダヤと、ポーサーラというバラモン(修行者)と、聡明なるモーガラージャと、大仙人ビンギャと、(スッタニパータ)
「ボクの細道]好きな俳句(650) 豊田都峰先生。「艶光る筬をいのちに雪を織る」(句集『野の唄』34歳) 京都府立嵯峨野高校へと転任され久美浜を去られ頃の作品です。掲句に「筬」(おさ)とあるように、京都の西陣織をテーマとされた作品です。他に「ひしひしと青田が底の星の夜」「白々と秋夜の胸をよぎる河」「椿落ち野仏傾き深うせり」など、その抒情作品に深みが加わります。
「今日のことば」
のんきに見える人々も、
心の底をたたいてみると、
どこか悲しい音がする。
(夏目漱石『我輩は猫である』)
虫癭のぴーぴー泣くや蛇笏の忌
虫癭(ちゅうえい)=虫の出たあとの空洞