木魚歳時記 第2740話

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 (争闘)バラモンは問う「争闘と争論と悲しみと憂いと物惜しみと慢心と傲慢と悪口とは、どこから現れてきたのですか? これらはどこから起こったのですか? どうか、それを教えてください。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(503)  波多野爽波さん。「親切な心であればさつき散る」(爽波) 爽波さんの作品は大好きです。「鳥の巣に鳥が入ってゆくところ」(爽波)の俳句は忘れることができません。さて「さつき」とは、サツキツツジのことでしょう。しかし「さつき」は、「先」(さき)の促音化とするならば、「先」(さき)は「さきほど」の意味ですから、「親切な心は<さきほど>もう散ってしまいました」の掛詞(かけことば)である? こう読むなら俳句はいっそう楽しくなります。

        サングラスつけた男の佳かりける