木魚歳時記

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木魚歳時記 第2681話

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 (老い) 師(ブッダ)は説かれた「『何の誰それ』という名で呼ばれ、かっては見られ、また聞かれた人でも、死んでしまえば、ただ名が残って伝えられるだけである。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(445) 深見けん二さん。「まつくらな海へ見にゆく蛍烏賊」(けん二) 蛍烏賊(ほたるいか)漁のことはよくわかりません(裸電球をいっぱい灯したイカ釣り漁船のことは見たことがあります)。おそらく、漁船が港にもどり水揚げの最中か? おびただしく蛍光色に光る蛍烏賊の群れに、作者は出合う機会を求めて詠まれた作品でありましょう。誰も見たことがなく、誰もが見たいと思い、誰もが容易に想像できること。それが読者の脳裏に映像として結ぶために欠かせません。 

         揚ひばりうるんだ空の真ん中に