木魚歳時記 第2655話

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 (悪意についての八つの詩句) 師(ブッダ)は修行僧に説かれた「邪悪(じゃあく)を払い除いた人は、世の中のどこに行っても、さまざまな生存に対してあらかじめ抱いた偏見が生存しない。邪悪を払い除いた人は、いつわりと驕慢(きょうまん)とを捨て去っているが、どうして輪廻(りんね)に赴(おもむ)くのであろうか? かれはもはやたより近づくものがないのである。(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(419) 川端茅舎さん。「春泥に子等のちんぽこならびけり」(茅舎) 泥遊びで「どろんこ」になったのでしょう。一息ついて、誰かの始めた「放水」に右にならへ・・子どものころはよくこんなことをやったものです。「誰がいちばん遠くまで飛ばせるか」。腰をせいいっぱいに突き出し、唇をとんがらせてがんばったものです。そんなときのことが無性に懐かしく思い出される作品であります。できることならあの頃にもういちど戻りたい。 

        そのことはかんがへないで落椿