木魚歳時記

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木魚歳時記 第2652話

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 (悪意についての八つの詩句) 師(ブッダ)は修行僧に説かれた「修行僧が平安となり、心が安静に帰して、戒律に関して『わたくしはこのようにしている』といって誇(ほこ)ることがないならば、世の中のどこにいても煩悩(ぼんのう)のめ盛ることがないのであるから、かれは(高貴な人)である。と真理に達した人々は語る。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(416) 沢木欣一さん。「さながらに羽化登仙の山霞」(欣一)  羽化登仙(うかとうせん)とは、人間に羽根が生えて仙人となり、天に登ることを指す中国の古い信仰のことです。ですから、我が国においても、突然、幸運が舞い込み有頂天の気持ち、つまり「天にも昇るような」気持ちでいるときに「羽化登仙」を用いるようです。短詩形の俳句に四字熟語を用いることはあまり好ましくないと聞きましたが、この場合は「山霞」(やまがすみ)の季語と響きあい問題ないのでしょう。

         藪椿うしろに闇の迫りたり