木魚歳時記

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木魚歳時記 第2635話

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 (欲望) 師(ブッダ)は修行僧に説かれた「足で蛇の頭を踏まないようにするのと同様に、よく気をつけて諸々の欲望を回避する人は、この世で、この執著(しゅうじゃく)をのり超える。」(スッタニパータ)

  「ボクの細道]好きな俳句(399) 藤崎 実さん。「如月や薄き衣の仏たち」(実) 仏像は多くは右肩から左脇に流れる薄布(うすごろも)を着けておられます。これに倣(なら)って、僧侶の着衣(ちゃくえ)を糞掃衣(ふんぞうえ)と称します。お袈裟(けさ)と呼ばれるものです。古布を綴りあわせた糞掃衣(作業衣)を身に着けることは、世の中のあらゆる執著(しゅうじゃく)から離れることを意味します。さて、揚句です。「如月」(きさらぎ)の美しい季語と「薄き衣の仏たち」が響きあって、素敵な作品となっています。 

         蠅生る楢の林のけぶるころ 

                      蠅(はえ) 楢(なら)