木魚歳時記

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木魚歳時記 第2634話

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 (欲望) 師(ブッダ)は修行僧に説かれた「欲望をかなえたいと望み貪欲(とんよく)の生じた人が、もしも欲望をはたすことができなくなるならば、かれは、矢に射られたように、悩み苦しむ。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(398) 茂 恵一郎さん。「襖絵の瓢箪鯰春めけり」(恵一郎)京都の妙心寺の山内にある退蔵院に、有名な「瓢鮎図」(ひょうてんず)の襖絵があります。室町時代の禅僧・如拙(にょせつ)が描いたとされます。それは「瓢箪で鯰(なまず)が捕(おさ)えられるか」。いわば、禅問答(公案)のような絵が描かれています。ここから「とらえようのない出来事」を指して「瓢箪鯰」(ひょうたんなまず)の言葉が生まれたようです。さて揚句について。春の陽気と「瓢箪鯰」のことばが響きあって諧謔味(かいぎゃくみ)のある作品となりました。

        眠る蝶眠つていたいわたくしも