木魚歳時記 第2556話

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 (ナーラカ)序 ときにアシタ仙人は自分の行く末を憶(おも)うて、ふさぎこみ、涙を流した。仙人が泣くの見て、シャカ族の人々は言った。「われわれの王子に障(さわ)りがあるのでしょうか?」(スッタニパータ) 

 「ボクの細道]好きな俳句(324) 鷲谷七菜子さん。「つかみたるものは離さず十夜婆」(七菜子) 「十夜」(じゅうや)は秋の季語です。11月の上旬、お寺で「十日十夜」昼夜を問わずに念仏を唱える仏教行事のことです。「十夜婆」(じゅやばあ)とは、この「十夜」行事に参加した婆さんのことです。さて、問題は「つかみたる」の解釈となります。ここでは、十夜行事で得るつもりの「御利益」(ごりやく)にせよ、十夜行事の「場所取り」にせよ、はたまた、冬のバーゲンセール品にせよ、独占して離さないのが婆さんです。

      なまはげのどどうと来たぞやられるぞ