木魚歳時記 第2537話

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 (コーカーリヤ) 師(ブッダ)は諸々の修行者に告げられた「また蛆虫(うじむし)の棲む水釜があり、罪を犯した人はその中で煮られる。出ようにも、つかむべき縁(ふち)がない。その釜の上部には内側に湾曲していて、まわりが全部一様だからである。」(スッタニパータ)

 「ボクの細道]好きな俳句(305) 飯島晴子さん。「ねんねこから片手出てゐる冬霞」(晴子) 橋本多佳子さんもそうですが、飯島晴子さんの作品は、このブログに数回登場しています。ということは、ボクが好きな作品ということです(好きの内容は異なりますが)。「寒晴やあはれ舞妓の背の高き」「さつきから夕立の端にゐるらしき」「はんざきの傷くれなゐにひらく夜」「白髪の乾く早さよ小鳥来る」。このいずれも、飯島晴子さんの作品です。

          冬空を西へ鴉の大艦隊