木魚歳時記

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木魚歳時記 第2497話

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 (ヴァーセッタ) 師(ブッダ)は答えた「芥子粒(けしつぶ)が錐(きり)の尖端(せんたん)から落ちたように、愛着(あいちゃく)と、憎悪(ぞうお)と、高ぶりと、隠し立てとが脱落した人、かれをわたくしは(バラモン)と呼ぶ。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(266) 松崎靖弘さん。「夕菅の果てより昏るる大地かな」(靖弘) 「夕菅」(ゆうすげ)はユリ科の植物です。山地や高原に自生し細長いユリに似た花を咲かせます。夕方より咲きはじめて翌朝の午前中にはしぼむところから「さびしげな花」のイメージがあります。さて、大地は(遠く離れてあなたのおられる)夕菅の咲き始めるであろう彼方より暮れかかります。その後、あなたさまにはお変わりはないでしょうか・・彼女への恋慕の気持ちが切々と伝わる作品と読みました。 

         母いつも子のことおもふ八頭 

                       八頭(やつがしら)