(バーラドヴァージャ) 釈尊は答えた「自己によって自己を観じて(それを)認めることなく(自己を実体としてそこにあると認めることなく)こころが等しくしずまり、身体が真直ぐで、みずから安立(あんりゅう)し、動揺することなく、心の荒(すさ)みなく、疑惑のない(全き人)如来)は、お供えの供物を受けるにふさわしい。」(スッタニパータ)
[ボクの細道]好きな俳句(112) 石橋秀野さん。「衣更鼻たれ餓鬼のよく育つ」(秀野) この句には、作者の前書として「病中子を省みず自嘲」とあります。衣更(ころもがえ)をすませ薄着となった我が子に対して、病床にある自分は何も母親らしいことがしてやれない。それでもこの子は去年よりも手も足も伸びてたくましくなってくれている。とりわけ、「鼻たれ小僧」でなく「鼻たれ餓鬼」としたことで、一句に<物語性>が生まれたように思います。
南風すきなあの人つれてこい
南風(みなみかぜ)