木魚歳時記 第2337話

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 (バーラドヴァージャ) 釈尊は答えた「執着を超えていて、執着を持たず、慢心にとらわれている者のうちにあって慢心にとらわれることがなく、畑および地所(苦しみの起こる因縁)とともに苦しみを知りつくしている(全き人)如来は、お供えの菓子を受けるにふさわしい。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(108) 三橋鷹女さん。「笹鳴きに逢ひたき人のあるにはある」(鷹女) 助詞「に」の使い方が絶妙です。おしなべて「に」の使い方は難しい。さて、鷹女さんは、自らの気持ちをいつわることを嫌った人であったそうです。さらにいえば、鷹女さんは、女性であることを示すよりも俳人であることを優位に置いた人であったそうです。鷹女さんに「夏瘠せて嫌ひなものは嫌ひなり」の作品があります。 

           鵺鳴くや一瀉千里の都構想 

                      鵺(ぬえ) 一瀉(いっしゃ)