木魚歳時記 第2294話

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 (つとめはげむこと) かの悪魔がこのように語ったとき、尊師(ブッダ)は次のように告げた。「怠け者の親族よ。悪しき者よ、汝は(世間の)善業の功徳を求めてここに来たのだ。」(スッタニパータ)

 [ボクの細道]好きな俳句(66) 夏目漱石さん。「叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉」(漱石) 夕方のうす暗い本堂で、木魚をいきなり叩いたものですから、お昼から木魚の中で安眠していた<蚊さん>たちが、あわてて飛び出してきたというのです。ボクも「叩かれて尻に汗かく木魚かな」と挑戦はしてみましたが、とうてい漱石さんにはかないません。作品の亜流(類句)におわりました。

          独走はだめよだめよと猫の妻