木魚歳時記 第1564話

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山より大きな猪(しし)は出ぬ

 仕事に掛かる前から、あれこれ支障が生じて、うまく進まないのでないかと「取り越し苦労」をする御仁はいくらでもいます。そうした気の小さい御仁に勇気を与え、元気を出させるためのことわざです。「心配ご無用、いままで山より大きな猪は出たことがない安心しなさい」。というぐあいにです。つまり、容れ物より大きな中味はない。ということわざです。さて「俳句は自然の物と物との関係を詠う詩である」。とありました。

       ごきぶりに接近するも二尺まで