木魚歳時記 第1556話

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土竜の参宮

 前項と似たようなことわざです。参宮(さんぐう)とは、お伊勢さまに参詣することです。誰でも一生に一度や二度はお伊勢さまに参宮(さんぐ)したいと思うことでしょう。しかし、土竜(もぐら)のように土中を掘り進んでいたのでは、お伊勢さまに到達するのはいつの日になることやら? 転じて、依頼した事柄がなかなかはかどらないような場合「そんなことでは土竜が参宮するようなもので、いつ果たせるかわからない」。などと用います。さて「俳句の本質は象徴詩でなく寓話詩である」。とありました。

       来れるならおいでおいでと潮まねき