木魚歳時記 第1555話

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土竜(もぐら)が石につかえたよう

 土竜(もぐら)の行動は、あまりよく知られていません。しかし、その強力な爪のある前足でかなりのスピードでトンネルを掘りながら進むことができるそうです。しかし、いかんせん巨大な岩石につきあたると、いくら強力な前足を保有しても迂回せざるを得ないでしょう。転じて、物事の進行が難物に阻まれて、円滑に進まないことの喩えとして用いられることわざです。さて「言葉が何かのための手段でなく、目的そのものとなるとき詩が生まれる」。とありました。

       点滴の真つ最中や蚊の野郎