木魚歳時記 第1530話

f:id:mokugyo-sin:20140110094912j:plain

伏龍(ふくりゅう)鳳雛(ほうひ)

 中国のことわざです。「伏龍」(ふくりゅう)とは、天に登る前に、まだ、淵の中に隠れ潜んでいる竜のことです。また「鳳雛」(ほうひ)とは、想像上の瑞鳥(ずいちょう)である鳳凰(ほうおう)の一方、すなわち「鳳」(ほうのオス雛(ひな)のことを指します。また「雌伏(しふく)十年」のことわざもあります。いまは「凰」(おう)のメスの位置に甘んじていますが、いずれ秀でた「オス」として天下に打って出るチャンスを待っているということわざです。俳句には、また、「竜、天に登る」の季語があります。いずれにしても、いまは野に埋もれてはいるが、やがて世間に打ってでるような逸材(大人物)を指すことわざです。さて「人生をいかに生きているか、そのことがその人の作品となる」。とありました。

       メロンパン二つに分けて卒園す