平安神宮
琵琶湖疎水の開通。水力発電。日本初の路面電車の運行。明治の中期にかけて京都の運命を左右しかけない超ビッグ・プロジェクトが立て続けに成功をおさめ、首都の座を東京に明け渡して、意気消沈する京都の意地を示すことになります。そのほかに、明治２８年（１８９５）に、平安遷都１１００年を記念して、京都で第４回の国内勧業博覧会が開催され、岡崎一帯が京都の文化的シンボル・ゾーンとして整備されることになりました。その目玉は、なんといっても平安神宮の造営であります。このときから始まった時代祭りは、百有余年を経た今日でも秋のビッグ・イベントとして多くの観光客を集めています。
