木魚歳時記

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木魚歳時記 第598話

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 修行者(菩薩)が、衆生救済の願いを起され、その願いが成就して「仏」(ぶつ)と成りたまうのです。それが悟りなのです。ですから、悟りを得られた「仏」は複数あることになります。

 さて「念仏」(ねんぶつ)とは、悟りを得られた「仏」(ぶつ)を想うことであります。その想い方の内容をことばで表すと、信奉、敬慕、恋慕・・といったことばが浮かびます。このうちで、ぼくは、恋慕(れんぼ)が、念仏の意味として、いちばんぴったりすると思います。すなわち、念仏とは「仏を恋いしたう」ことであります。さらにいえば、仏に恋い焦がれることであります。すなわち「心に想う」ことなのです。

     寒木瓜の歪を競ふ門跡寺