木魚歳時記 第427話

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ここからは あなたまかせと 冷奴

 なめらかな肌触りより、ごつごつしても、少々荒っぽくても、生(き)のままの女、いや、豆腐が好きです。それに薬味はほどほどに・・・醤油を、ほんの一滴たらすだけで、温かい大豆の香りが口いっぱいにひろがるような、昔ながらの豆腐が大好きです。

 「どこまでも澄んでいて、しかも底の知れないものが、
           真に深いのである」(三木 清)

 寺を預かっていると、まず365日山門を開けねばなりません。朝の6時になって、山門が閉まっていては格好がつかないのです、ですから住職はどこにも行けません。(ほんまやろか?)みなさんおなじですが、ぼくも大黒さんも、思えばよくやってきたものです。木綿豆腐でないとつとまりません。