木魚歳時記 第367話

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 堅田責 浄土へつづく 蜷の道

 湖族の町・堅田はかって琵琶湖交易の要衝として栄えました。そのころ事情があって、蓮如を慕う堅田衆(門徒)を比叡山天台宗)の僧兵が襲いました。「堅田責」です。争いで死んだ湖族は蜷(にな)となってお浄土へ向かったのでしょう。   「明日死んだって、死ぬまで今日を

       生きてなけりゃなんないんよ」(原 源一)

 もうどうでもいいんだ・・・というわけではありません。ましてや自暴自棄ではいけません。なぜなら、おぎゃ~とこの世に生まれてきたのも、フッと最後の息を吐いてこの世を去るのも、どちらも自分の意志行動で自由となるわけではありません。大切なのはお浄土に生まれたいと願う気持ちです。