木魚歳時記 第268話

f:id:mokugyo-sin:20131219141837j:plain

干大根 芯の髄まで いごっそう

 「柿屋」見学の帰りに、こんな風景と出会いました。農家の庭先に行けば、どこにでも見かける風景でしょう。

   「捨てるということさえ捨てよう
      すると裸になれる」(毎田 周一)

 抜かれて吊られて芯の髄まで辛抱する干し大根。それを応用して沢庵漬という伝統の保存食を考えたのが沢庵禅師といわれています。生意気にも入選(句会)を狙って四苦八苦のぼくなど茎漬すら思いつきません。